防草シートの選び方と敷き方の基本
防草シートを敷いたのに雑草が生えてきた、という相談は毎年あります。シートの品質の問題もありますが、多くの場合は敷き方に原因があります。正しく選んで正しく敷けば、草むしりの頻度は確実に減ります。
素材の違いを知る
防草シートには大きく分けて「織布タイプ」と「不織布タイプ」があります。織布タイプは繊維を編んで作るため強度が高く、耐用年数が長い(7〜10年程度)のが特徴です。不織布タイプは柔らかく扱いやすいですが、薄いものは3〜5年で劣化します。
ホームセンターで安価に売られているシートの多くは薄い不織布タイプです。コストを抑えたい場合でも、厚み0.5mm以上のものを選ぶことをお勧めします。
敷く前の下地処理が9割
シートを敷く前に、既存の雑草を根ごと除去することが最も重要です。地上部だけ刈り取った状態でシートを敷くと、根が残っているためシートを突き破って再生してきます。
また、地面が凸凹していると、シートと地面の間に隙間ができ、そこから光が入って雑草が育ちます。敷く前に地面をできるだけ平らにならしておくことが、長期的な効果につながります。
固定ピンの間隔と端の処理
固定ピンは50cm間隔が基本ですが、風が強い場所や傾斜地では30cm間隔に詰めます。鹿児島は台風の通り道になることが多いので、風の強い季節の前に、ピンの浮きや端のめくれを一度見ておくと安心です。端の処理が甘いと、風でめくれてシートの下に土が入り込み、そこから雑草が生えてきます。端は折り返してピンで二重に固定するか、砂利や石で押さえるのが確実です。
防草シートは敷いて終わりではなく、年に一度は状態を確認することをお勧めします。破れや浮きが小さいうちに補修すれば、シート全体を張り替えるコストを避けられます。