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記事 · 冬支度 2026-09-28

鹿児島の庭の冬支度、いつ・何を・どうやるか

寒さに弱い庭木と鉢植えを守る基本と、よくある失敗について
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庭の手入れの覚え書き
2026-09-28
太い縄を結んだ結び目と、ほどけた麻の繊維

鹿児島市内は冬でも比較的温暖ですが、冷え込みの強い朝には霜が降ります。ソテツやヤシ類、ブーゲンビリアなど暖かい土地の植物は、数日の寒さで葉が傷むことがあります。冬支度は難しい作業ではありませんが、時期と手順を間違えると、春に傷んだ葉や枝と向き合うことになります。

冬支度が必要な植物と、そうでない植物

すべての庭木に冬支度が必要なわけではありません。ツバキ・サザンカ・モチノキ・キンモクセイなど、もともとこの地域の冬に慣れている木は、基本的に何もしなくて大丈夫です。気をつけたいのは、暖かい地域の植物と、植え付けて間もない若い木です。

ソテツ・シュロやヤシ類・ブーゲンビリア・ハイビスカス・ガジュマルなどは、霜に当たると葉が茶色く傷みます。柑橘類の若木や植えて1年目の庭木も寒さに弱く、鉢植えは地植えよりも根が冷えやすいため、特に注意が必要です。

作業の適切な時期

鹿児島市内では、例年12月から2月にかけて冷え込む朝が増えます。冬支度は、最初の強い冷え込みの前に終えておくのが原則なので、11月中旬までに済ませるのが理想です。

寒波の予報が出てから慌てて作業すると、日が暮れるまでに終わらず、中途半端な状態で夜を迎えることになります。濡れた縄や菰は扱いにくく、枝を折ってしまう原因にもなります。晴れて乾いた日に、余裕をもって進めてください。

ソテツの菰巻きと寒冷紗がけの基本手順

ソテツは、葉を軽くまとめて縄で緩く束ね、幹に菰(こも)やわらを巻いて、上から縄で留める方法が昔からよく使われます。縄は強く締めすぎず、全体がふんわり包まれる程度にします。

背の低い樹木や鉢植えには、寒冷紗や不織布をかけて、裾を石や杭で押さえます。ビニールで完全に覆うと日中に蒸れて傷むため、通気のある素材を選ぶのがコツです。鉢植えは、軒下や壁際など風の当たらない場所へ移し、鉢の下にレンガなどを敷いて地面の冷えを避けます。

よくある失敗

最も多いのは、「縄をきつく締めすぎる」ケースです。縄はあくまで覆いを支えるためのもので、枝や幹を固定するためのものではありません。強く縛ると、樹皮を傷つけたり、枝の成長を妨げたりします。

もう一つは「外すのが遅れる」問題です。春になっても覆いをつけたままにすると、蒸れて新芽が傷みます。遅霜の心配がなくなる3月中旬から下旬を目安に、外す作業も計画に入れておきましょう。冬のあいだも、鉢植えは土が乾いていれば水やりが必要なので、覆いをかけたまま放置しないでください。

冬支度は毎年同じことをするようで、木の成長や天候によって少しずつ変わります。去年うまくいった方法が今年もそのまま通用するとは限らないのが、庭の面白いところでもあります。

#冬支度#防寒#ソテツ#鹿児島#庭管理

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